靖幸観察

私的観察

👓 岡村靖幸様 幸福Bros特集 

今回は、いつもと文体変えました。

 もう皆さん、ブロスはお読みになられたという前提で書いております。つまりネタバレです

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これほど、配送の方が来るのを、待ち望んだ事があるだろうか…


合否の通知、祖父母からのプレゼント、欲しかったアクセサリー…どれも首を長くして待ち望んだ記憶はある。ただ、この焦燥感というか、なんとも表現し難い思いは、一体何なんだろう。
 
 
忠誠に待ち続けてたべぃべじゃないじゃん私。途中、すっかり忘れてたじゃん靖幸の事。だから、11年半待ち望んでたなんて言葉、おこがましくてとても言えない。なので、年数の事ではない。
 
 
なら、何なんだろう。
 
 
ワクワク、ドキドキ…そんなpoorな言葉は似合わない感覚。DATEの当選発表直前の気持ちとも、DATE当日のオープニング前の気持ちとも異なる不思議な衝動。ただの楽しみだけでなく、不安とも違う。


そんな気持ちの中、数時間経過した頃、チャイムが鳴った。ドアまで走って行く。そんな自分の行動に気付き、無性に可笑しくなった。こんな行動、少なくとも大人になってからしたことはない。
 
 
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なかなかやって来ない配送の方を待つ間、OLからの夜勤突入した私は、寝落ちしまいと「岡村靖幸 幸福特集」のTVBrosを読み、ネタバレしないよう配慮しながらツイートし続けた。おそらく、フォロワーさん達は、迷惑を被っていた事だろう。
 
 
 
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公表されている表紙。中に進むと、カラーの写真が数枚あり、かつ靖幸がインタビューされてる内容が掲載されている。
 
 
先日のananは、写真はモノクロでインタビューコメは既出の内容だったとの評判。それは事務所の方針なのか、それともインタビュアーが平凡だからなのか定かではないが、今回のコメは今までとは色を変え、読み応えのある内容となっていた。
 
 
さらに、一冊丸ごと「幸福」特集なので、あちこちに幸福が散りばめられている。その中には、「自分にとっての幸福」を述べている方もいれば、靖幸に寄せて記述している方もいる。なので、一つひとつ丁寧に読んだ。正直、テレビ番組の雑誌を、こんなに丁寧に隅から隅まで読んだこともなければ、読むなんて思ってもいなかった。
 
 
 
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もう、多くの方がブロスも読んでいると思われるので、少し紹介すると、巻頭に靖幸のインタビューがある。インタビュアーではなく、インタビュー。珍しく(!)語ってる。自分の事を。インタビュアーさんの質問事項もあるだろうが、ブロスという雑誌への思いと、今回のアルバム発売に向けて靖幸の気持ちの表れだと推察。もともと寡黙ではない彼。しかし色んなことから今と成っては大衆の前では寡黙を装っている。本当はもっと喋りたいでしょ?と一方的に思ったりしているが、今の彼には寡黙が似合う。
 
 
インタビューの最後の質問。そしてその返答。これこそ、聞きたかった言葉・・だけど断定しない。それが靖幸らしいといえばそうなはず。幸福になりたい。でも幸福を安易に実感していいのだろうか、幸福と言っていいのだろうか。色んな思いが込められているのだろう。
 
 
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一枚めくると、アルバム「幸福」レビューとして、その曲に関連した方や繋がりのある方から、一曲一曲のレビューやコメントがされている。フラゲしていた私は、「なるほどなるほど」と思いながら拝読したが、まだ限定版が届いていない方は、そのページはスルーした方もいると聞く。


音楽に対するコメントや靖幸へのメッセージを拝見していると、油性マジックを折った話や、映画の予告で曲の一部が流れた日のことなど、その曲をリリースした時の裏話や情景がリフレインする。一生話すこともなく、私的なことも触れるはずもない相手なのに、まるで色んなことを知っているかのような錯覚に陥るから不思議だ。そして・・みんなに愛されてる靖幸。「みんな」ではなく、「唯一のひとり」に愛されたい人のようだが、みんなに愛されているというのは凄いことだから気付いて靖幸。
 
 
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連載「あの娘と、遅刻と、勉強と」ユーミンさんとの対談が続く。その中で「揺り戻し」つまり、プラスの後にはマイナスが来るということを考えている様子。だからなのか?「幸福」を断言しないのは。人生山あり谷あり、いいこともあれば悪いこともある。しかし、神様は乗り越えられない試練は与えないという。今回のリリースは、あなたにとっての幸福だけでなく、べいべだけの幸福だけでもなく、事務所の方々、これから岡村靖幸を知ろうとする方々、いろんな方を幸せにしてくれている。人を幸せにすることができること、それがあなたの好きな音楽という仕事でできることを、心から素敵なことだと思う。だから、揺り戻しに恐れずに、このまま前を向いて好きな音楽という仕事を、めいいっぱい楽しんで欲しい。
 
 
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数ページめくると、マキタスポーツさんのコラムがある。ここの「岡村幸福論」は是非とも読んで欲しい。「『方法』や『セオリー』を超える超越表現が出来る人、それが岡村靖幸」言い得て妙。
 
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P43には、祝!幸福!メッセージとして、各人からのコメントがある。様々な事が書かれているが、最も感動したのは川島小鳥さんのコメント。そうなんです!そこはわかって欲しい靖幸様。そしてレイジくんとプリクラ撮って見せてください(笑)
 
 
それにしても、このコメントは、こちら側から見る各自のイメージが相応に表れていると感じた。それは靖幸に対しての思いや親密さではなく、その方そのもののイメージ。芸能という職業を選択している方々なので尚更だろうが、このようにコメント求められた場合は、少し考えてから提出しようと我を振り返ったのであった。
 
 
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限定版を待っている間の不思議な気持ち。それが何だったのかは、答えは出ない。ただ一つ言えることとすれば、想定以上の「幸福」。フラゲして聞いていたとはいえ、この限定盤の白い箱を見た時のこの気持ちは、一生忘れない。
 
 
靖幸に幸あれ!!!
 
 
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